ビーコン(PIEPS DSP)

今更ですが先シーズン(2010-2011)ビーコンを買いました。
今まで持っていなかったって言う訳ではないですので勘違いのないように。

年明けにバックカントリーに行った帰りの車内に置き忘れ、
「忘れ物だよ!」
と渡された所までは記憶にあるのですがその後の記憶が無い。。。

駐車場から自宅までの間で落としたと思うのですが見つかりませんでした。
紛失した当日~2,3日だったらビーコンで捜索も可能だったのでしょうが、気づいたのが翌週ハイクの準備をしている時。

唖然としましたよ。。。

予備のビーコンを貸してもらって当日は事無きを得ました。

春になれば雪が溶けて出てくるんじゃないかと思っていましたが、
いつまでも借り物と言う訳にはいかないので買うことにしました。

いざ買うとなる購入を躊躇しするくらい高い。


当初 ORTOVOX(オルトボックス) s1 OV-01135 も候補に挙がっていたのですが、
結局、みんなが持っているPIEPS(ピープス) DSPにしました。
当然最新バージョン6.2 。

やっぱり、新しいものはいいです。
ビーコンなんて一度買ったらそうそう買い換えるものではないので、
壊れるか失くすかしない限り買い換えませんもんね。

m2も10年使って液晶の表示もおかしくなって来てたので丁度交換時期だったのかもしれません。

PIEPS(ピープス) DSP にした理由はいたって簡単。
みんなが持っていたからです。

バックカントリーの道具の選択基準は山に行く同行者となるべく装備を共通にすることです。

特にビーコンは他のメンバーのビーコンの使い方を把握していないと雪崩発生時に当惑します。
埋没者を救助した際に救助したメンバーのビーコンの発信を止めなければならないからです。 

最近のビーコンは受信した電波を個別に除外できるので問題はないのですが、古い機種だとそんな機能は無いので何時までも救助したメンバーのビーコンを受信し続けて捜索の邪魔をします。

まあ、余計な手間をかけたくないとういのが正直なところです。
PIEPS(ピープス) DSPはなかなかの優れものですが、難点がひとつ。いや2つあります。

携帯電話の電波を拾って埋没者として表示します。
携帯の電波を拾うという話を聞いていましたが、実際に使ってみると確かに携帯の電波を拾って埋没者として表示されていました。
携帯電話の電波を全て受信している訳ではないようですが間違いなく携帯電話の電波をキャッチしています。

もう一点は、アナログビーコンを一つとして認識しない。
こういう書き方だと意味が通じないですか?
アナログビーコンは1つでも複数に認識される。と書くと理解できるでしょうか。
ぼくのDSPの場合、アナログビーコンが一つしかないのに埋没者が2人と表示されました。

この2点を理解していないと、実際の捜索のときに面を食らうので注意が必要です。
この2点を除くと非常に優秀なビーコンだと思います。
高いだけのことはあります。

もっとも評価すべきは、埋没者の捜索の速さです。
熟練者がアナログビーコンで捜索すると同等、もしくはそれ以上の速さで埋没者を発見できます。


PS
結局、春になってもぼくのm2は見つかりませんでした。。。



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